リハビリテーションとは、再び(re)+人間らしい状態(habilitare)が語源。
私たちが目指すのは、「その人らしさを取り戻すこと」にあります。

チーム力でリハビリの可能性を高めます。

リハビリテーションの役割を担うのが、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)などです。
これらのリハビリスタッフと医師や看護師などの医療スタッフが一つのチームとなり、それぞれの視点から現在の状態とこれからの方針を話し合い、患者さんお一人お一人に適した計画を組み立てていきます。

認知症ケアとリハビリテーション

運動療法には、筋力の低下を予防する、関節の動きを滑らかにする、といった効果や内臓の機能を高める、血流を改善する、生活習慣病を予防するなどの効果をもたらします。
こうした身体的な効果に加えて下記のような心理的な効果ももたらしてくれます。

脳を活性化させる

体を動かしているのは脳です。脳が自身の身体の状況を把握し、適確に動作を行うよう体に指示しているのです。こうした刺激が結果として脳の機能を活性化させるのです。
また、有酸素運動で取り入れた酸素が体の隅々をめぐり、筋肉の動きがリンパの流れや血行を改善し脳にも多くの血液が送られることになるのです。

リフレッシュ効果

日常生活のモチベーションや自己肯定感が向上し、生活の質を向上させることが期待できます。また、新しい経験や学習を通じて脳の活性化を促し、認知機能の改善や認知症の進行の遅延にもつながる可能性があります。認知症ケアとしてのリハビリテーションによるリフレッシュ効果は個別の利益に加えて、認知症患者の家族や介護者にとってもストレスの軽減や希望の維持に寄与します。

生活を整える

認知症ケアとリハビリテーションは生活を整え、認知症患者の安心感や自己適応能力を向上させます。日課や環境の整備により安定感を提供し、事故や怪我のリスクを軽減。コミュニケーション支援も重要で、関係性や自己価値感の維持に寄与します。生活の質を向上させ、患者の自立性と心身の健康を支えます。

通所リハビリテーション

当院では通所リハビリテーション(デイケア)を行っております。
通所リハビリとは、在宅で生活している高齢者が医療機関や老人保健施設などに通い、日帰りでリハビリテーション(機能回復訓練・日常生活動作の訓練)や入浴・昼食などの日常生活上の支援を受ける介護保険サービスです。

通所リハビリには、理学療養士や作業療養士などリハビリの専門職だけではなく、看護師や介護士も在籍しており、チームで連携してサポートを行っています。
通所リハビリを利用できるのは、要介護1~5の認定を受けた在宅の方で、リハビリが必要だと医師が判断した方です。
また、要支援1、2の方は、介護予防通所リハビリテーションにて、利用者に合わせたサービスを受けることができます。 利用に際しては、担当のケアマネジャーか地域包括支援センターにご相談ください。

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