recruit 職員募集 求人
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―皆さんがこの医療の道を目指されたキッカケは何だったのですか?

私は手に職をつけたいという思いからです。叔母が看護師をしていた影響もあります。祖母を在宅で看取った経験も大きいですね。一度この世界を離れた時期があるんですけどやっぱり看護の道へ戻ってきましたね。

私は小さい頃、ナイチンゲールの漫画を読んでそれからずっと看護師に憧れ続けていたので、他の仕事の選択肢はまったくなかったですね。また、娘が私と同じ道を進むと言ってくれた時は本当にうれしかったですね。素晴らしい職業だと思います。

私は介護職です。この仕事に就いて10年になるのですが、その前は運送業でした。たまたま知り合いが介護の仕事をしており、生き生きと働いている様子に刺激を受けこの世界に飛び込みました。仕事ですからもちろん大変なこともありますけど、人の役に立てている充実感はハンパなくあります。

私は途中子育てで離れた時期がありますが、やっぱり看護職に帰ってきたのです。きっと天職なんですね。私にとって…

事務職です。私は幼い頃、祖父母を亡くしました。ですから「じいちゃん、ばあちゃん孝行」をした経験がない。それをこの職場で今疑似体験できているんです。ありがたいです。人間年を重ねると心身ともに衰えてきて、こちらもペースを合わせづらい…。でも苦にならないんですね。

理学療法士です。学生の頃はバスケットボールをやっていたのですが、その頃からスポーツリハビリをやりたいと思っていました。また、資格があれば生活も安定するかもという思いもありましたね。ありがとうのことばをたくさん聞けること。何といってもこれがやりがいです。

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―医療・介護の世界は重労働、そして危険と隣り合わせだし、しかも今は人材不足とか言われて敬遠される方も多いと思うのですが、皆さんにとってのやりがいは何ですか?

私たちの仕事ってモノを作る仕事と違って人を相手にする仕事です。お一人お一人育った環境も違えば、考え方も違う。そこに身を置くことそのものが勉強だと思いますよ。確かに認知症の患者さんは無表情の方も多く、あいさつしても返事の返ってこない患者さんもいらっしゃいます。でも、ふだんは無表情なのにふとした瞬間に実にいい表情をされる、言葉が返ってくる瞬間がある。そのわずかの小さな変化がたまらなくうれしいんです。私たちの仕事ってそういう変化に気付ける感性を持っていなきゃ!ですね。ということは人間力あってこその専門職ってことですね。この人間力を作ることに終わりはない…

―小さな変化に気づくために必要なことって何でしょうか?

当院には入院生活12年の患者さんもいらっしゃいます。ですからここが終の棲家になる患者さんもおられる。すると、どうしても看取りの瞬間に立ち会わざるを得ない。そうした瞬間にしっかりと家族に寄り添う心掛けが重要です。そういう意味ではどれだけ相手に関心を寄せられるかじゃないですかね。人間ってどうしても自分中心に物事を考えがちですから意識して患者さんと接することかな。最初はウンと意識していることがやがて無意識にできるようになりますから…

私は、程よい緊張感とリラックス。つまりバランスだと思います。私たちの仕事は常に命と隣り合わせですから些細なことが命取りにつながることだってある。だからいつも緊張感をもって仕事をしなきゃいけない。でも、緊張しっぱなしもいけませんね。切り替えが大事だと思います。

僕は根底には「自分自身が好きか?」ということと関係しているように思います。自分を愛せない人は他人をも愛せない。至らないところだらけの自分だけど、それでも自分自身を認められる人が他人にも優しくなれるんじゃないでしょうか。

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―院長先生にインタビューした際、わが病院の実態を知るには「職員を見ればわかる」と言われました。それほど職員を信頼されてるのだなあと感じたのですが、皆さんが宮薗病院さんの誇れることを挙げるとしたら何ですか?

当院はこの地域に高齢者が多いことから終末期医療、地域医療、学校医など総合的な役割を果たしていこうとしている姿勢ですかね。今後ますます少子高齢化が進むことで認知症は喫緊の課題です。そこで、当院は認知症についての取り組みが地域でも最も早かったので、いろんなニーズに応えられることだと思います。認知症家族の会や地域に出向いての健康教室などを開いていますし…。

私はチームワークの良さだと思います。看護部の立場から言わせていただくと、看護助手の皆さんにすごく助けられています。介護職の方々がいらっしゃってこそ私たちも本来の業務ができる。あと、うちの病院ってスタッフの定着率が高いのが自慢です。一旦入ったらなかなか辞めない…。とても居心地がいいんだと思います。(笑)

医療機関は資格者集団だからどうしても自分の部署中心で物事を考えやすい。また、その組織に属するというよりその資格、職業に奉仕するという感覚が強いのですけど、当院はそんな壁をあまり感じない。どうしてこのような雰囲気が生まれたのか…。それは先代の院長先生といい、現院長といい大らかで飾らないお人柄が作っていると思います

―そういえば院長先生は宴会などで羽目を外して踊ったりされるそうですね。素晴らしいことです。

自らの上司を褒めるのもどうかと思いますが、私が入職した頃だったと思います。患者さんを玄関で送迎用の車から下ろし、駐車場まで行ってる間に院長が既に患者さんの手を引いて病院に入っていく姿を見たことがあったんです。どこで見ていたんだろうとビックリしたことがありました。また外来の始まる時間に待合室で患者さん方に「診療をはじめます。」という挨拶をするんですが、これも感激しましたね。

―逆に今ここを改善出来たらと思うことってありますか?

患者さんと向き合う時間が欲しいです。私は急性期医療分野からこちらの慢性期型病院に移ってきたわけですが、もう少し患者さんと接する時間を増やしていきたいですね。なかなか業務の多忙さもあってその時間を確保しにくいのが現状です。
そうですね。患者さんと語らう時間をもっと取りたい。たとえ認知症だろうと根っこの感情は皆さん一緒なのですから、もっと寄り添う時間が欲しいですね。

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―皆さんがこの医療の道を目指されたキッカケは何だったのですか?

大変そうな職場というイメージがありますけど、それ以上にやりがいがあるということを伝えたいです。そういう意味では職場体験を増やしたいですね。私は、やりがいってそう簡単には見つけられないって思うんですよ。ある一定期間頑張らなければ本当のことは見えてこない。自分に向いているかどうかを判断できるのは一生懸命やった人だけなんですよね。それを「個性に合わない」などという理由ですぐあきらめちゃう傾向がある。たしかに悪い点はすぐ見えますよね。しかし、本当にいいところは長くしないと見えてこない、気づかないんです。兄弟姉妹も少ない、祖父母と暮らす機会も少ない、そしてネット社会になって生身の人間と接する機会も減っている。こんな時代だからこそ心と心の触れ合える医療・介護の仕事は貴重だと思います。どれだけAI、ロボットが発達しても心は作れないのですから…。

私たちの仕事はその方の人生に寄り添う仕事だと思います。当院に初めて通ってこられたときは、まだ足腰も元気だった。しかし、年々年を重ねることでやがて歩けなくなる、認知症が進むという具合に変化していく。私たちはそこにずっと携わっていくわけですから、まさにその方の人生と共に歩むということに誇りをもってこれからも頑張っていきたいと思います。

―今日は皆さん、お忙しい中ありがとうございました。